新体道とは ~ Shintaido of America での説明

新体道の内容については、Shintaido of America のホーム・ページでの説明がよくまとまっていますので、ここに掲載しておきます。(訳・文責:渡辺繁)

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新体道は、読んで字のごとく、新しい体の道です。

新体道は、日本の伝統的な武道に深く根ざしながら、全く新しい体の動かし方のシステムとして開発されました。

それは、単なる健康体操というよりも、体全体を使った「書」とでもいうような、言わば、アート・フォームです。

 

新体道では、リラックスしつつも、全力を出し切ります。やわらかく、のびのびと大きく体を動かします。新体道は、まさに体を使った表現行為なのです。

 

新体道は、1960年代の日本において、創始者、青木宏之を中心とした(←この一節、作者挿入))当時のトップレベルの武道家たちによって開発されました。

平和への願いだとか、共生への願いだとか、異文化間の相互理解への願いだとか、そういった現代人が求めてやまない願いを具体的に表現し得るような新しい体技をこそ、彼らは創り出そうとしたのであって、決して、敵を倒すための武技を開発しようとしたのではありませんでした。

 

この体技は、クラシック音楽、フリー・ジャズ、茶道、能、抽象絵画といった、古典から現代にいたる様々な芸術からの影響を大きく受けています。

新体道は、瞑想法と潜在能力開発法と健康法を統合するものです。

 

しかし、それは特定の宗教や哲学を押し付けるものではありません。

新体道は、運動能力のあるなしにかかわらず、誰にでもできるものです。

自分のペースで、自分にできることを広げていけばいいのです。

 

新体道には、激しくエネルギッシュに動くものから、静かで瞑想的なものまで、様々な稽古法があります。

・新体道本科

・新体道棒術(六尺棒を使います)

・新体道剣術(木刀を使います)

・新体道空手(松濤会の流れをくむ)

・瞑想法と練気法

・リラクゼーション法と健康体操

 

新体道は、ひとと競い合うものではなく、ひとと相和すためのものです。したがって、ひとりで行う稽古もあれば、相手と組んで行う稽古もあります。

稽古は、柔軟体操にはじまって、通常1時間半から2時間程度行われます。